人生は選択の連続である~私が退職を決めたとき
「人生は選択の連続である
Life is a series of choices.」
シェイクスピアの「ハムレット」にでてくる言葉。
確かにその通り。
では、
私たちは一日に何回選択、決断をしているのでしょうか?
なんと、1日に3万5,000回だそうです!
「今日はどんな服を着よう」
「朝食は何食べよう」
「今あの人に連絡したらいいかな」
「ランチは何にしよう」、、、
食べることばかりかいっ!wW
ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian教授の研究によると、
人は1日に最大3万5,000回の決断をしているそうです。
このように
小さな選択から
人生における大きな選択まで。
人生の岐路、
・進学
・就職
・結婚
・転職
・離婚
などは大きな選択の例。
(ない場合もあると思いますが。)
私の人生での大きな選択は、
「退職」だった。
大学卒業して、証券会社に就職して営業10年。
進むという選択はそれまでわりとすんなり行っていたと思う。
(もちろん全てが思った通りの第一希望じゃない。
これはまた別の機会に。)
営業で働いている時代、
身体は正直で、アトピーがずっと出ていた。
精神的にもしんどかった。
入って数年はがむしゃらに吸収して、
でも何年か経つと
自分の歩んでいる先に明るい光が見えなくて、
それもしんどかった。
嬉しいことも、
たくさん学ばせてもらったこともある。
でも、
毎月の予算、達成してもしなくても、
また新しい月、年度。
どこまで続くんだろう、続けたいんだろう、
何を目指しているんだろう。。って。
CFPの勉強もワクワクしてはなかったなぁ。
続けていると、
慣れてきて、
麻痺してきて、
やりやすいように
仕事も段取りできるようになってきて、
年次が上がって先輩になると、
周りにも希望を通しやすくなってた。
会社のネームバリュー、
業界最大手で働いているステイタスを
当時は感じていたし、
福利厚生、安定したいい給料、、
その慣れた状況を手放し、
抜け出るのは楽じゃなかった。
10年続けたことを変えるのは怖かった。
新しい選択にはエネルギーがいるから。
そのままでもそれなりに続けられるって思っていたから。
でも自分の奥深くで感じている違和感。。
これを抱えて過ごしていることが、
自分に正直じゃなくて、不誠実なことがしんどかった。
こんな天秤状態で、決められなくて
毎日をやり過ごしていた。
リーマンショックで責任を感じていたのもあったけど。
友達に愚痴のような相談をし続け、
「もういい加減やめ!」と言われ目が覚め、
覚悟が決まったのだった。
(そう言ってくれたKちゃんは私の人生の恩人!)
手放す決断は、進む決断とまた違うところもある。
手放してから→進むという一段階多いから。
だから戸惑ったし、戻れない不安が大きかった。
でも今は「よかった」って思っている。
あの決断があったから、今ここに居る。
ヨガを伝えることを仕事にしている。
あの時よりも身体も心も健やかに、
生きている実感がある。
表情も穏やかになった^_^
何を選択しても、嬉しいことも大変なこともある。
だから決断するときには、
「自分の内側から心惹かれるものを
正直に、自ら選ぶといい」
と今は思っている。
自ら選べば、
選んだ道でどんな結果が起きても納得できるし、
また手放して進むこともできるから。
日常の小さな選択において、
”何を大切に、基準に自分は決めているのかな?”
と注意深く見てみると
自分のパターンが見えてくるのもおもしろい。
ヨガで
身体、呼吸の状態に意識を向けて、
気づく練習の積み重ねが、
いざという人生の岐路で
頭で考えるだけではなく、
大事な場面でのピンとくる一致感覚や
ワクワクと心惹かれる感覚を
キャッチできることに活かされていると、
今、実感している。
大きな岐路での選択、
その一歩が怖い。
だけど、
踏み出してみたら
“なるようになる。”
今は強くそう思う。