私の落ちこぼれストーリー④
前回までのお話。
ヨガを深く知りたいと
オーストラリアのバイロンベイでティーチャートレーニングに参加。
好きなことを深めたくて行ったのに、
ヨガ哲学と解剖学の英語も内容もわからなすぎてどんどん自信喪失。
浮足立ち、何度も泣いていてあきらめそうになった。
「なんで私、ここに来たんやろ?」
何度もそう思い、自分に問いかけ初心を思い出した。
腹をくくり、周りのサポートのおかげもあり
無事に修了したのでした。
修了書だけでなく、
大切なことに気づき経験したトレーニングになった。
そんなトレーニング中、バイロンベイのスタジオで実際にクラスをした。
これが初めて人にヨガを伝えた時。
町の人が参加してくれるDonationクラス(寄付金クラス)
必死にクラスの流れを考えて、練習して覚えて迎えた当日。
動いて、英語でのインストラクション。
ポーズ名と入り方しか伝えていない極めてシンプルなもの。
深める誘導も、手でのアジャストも余裕がない。
進行することで精いっぱいだったけど、なんとかできた。
終わってから、「Good Job!」と話しかけてくれた女性がいた。
つたないレッスン。
でも一生懸命なのが伝わったのだろう。
話してみると、地元の英語の先生。
私の発音、forward (前へ)のrの巻き舌をより強調するように教えてくれた。
なんとありがたいことだろう!!
単に気になっただけかもしれないけど、
お互いにできることを与え合っている感じが嬉しく思えた。
たとえ、
トレーニング中で未熟でも、
英語が流暢でなくても、
言葉を超えて、伝わる思いがあると感じて嬉しかった。
それから何回かクラスをして少しづつ慣れていった。
反省点を次に活かして、つたなくても
来てくれる人に喜んでもらえるよう精いっぱい行った。
ヨガの奥深さ、挫折、人の温かさ、思い、チャレンジ、、
実際にクラスで教えたことも含め、
トレーニングで得たものは知識以上に大きなものだった。
ヨガは経験から気づきをもたらしてくれる。
「今ここにいる」
今を生きる私は何を感じ、思い、気づくのか、、
好きを深めていく、でこぼこな道のり。
チャレンジするからしんどいことも挫折も経験して、
だから嬉しさも際立って、生きているって実感できる。
Yogaヨガの語源はサンスクリット語で、Yuj(ユジュ)。
牛や馬と荷台をつなぐ横木の頸木から、
つながる、結びつけるという意味がある。
何と何がつながるのか?結びつくのか?
いろいろな意味がある。
心と身体が結びつく
人と人がつながる
人と自然がつながる
あらゆるものがつながって、
自分や周りといった対立することなく
思い合い調和している状態。
つながって調和していたら、
過分に自己を主張し争うなんてない。
そんなの無意味だ。
なぜ私はヨガを伝えているのか?
それは、
心も身体も共に健やかでいられるすべだから。
呼吸をしている限り、生きている限り誰でもできるから。
チャレンジは、辛さも歯がゆさも喜びも嬉しさも、鮮やかで生きていることをありありと感じられるから。
ヨガで受けた恩恵を分かち合いたいから。
日本に帰り、2012年から教え始めた。
そして今に至る。
ここまで読んでくださりありがとうございました😊